毎日の食事が重要なことについて説明してきました。
毎日、3食に気をつけるなんて無理だと思っていませんか?
そこで、オススメしているスープを紹介します。
ファイトケミカルスープ
ダイエット外来の患者さんや脂質異常症の患者さんに、指導しているスープです。
鍋丸ごと食べても147kcal。
これを毎食前に食べよう♪
ファイトケミカルとは
植物だけが持っている特別な成分です。
有害(紫外線や害虫)なものから身を守るために生み出した天然機能成分で、人間(動物)では作れません。
スープにした方がファイトケミカルは効果的に摂れます。
ファイトケミカルスープの作り方
4つの野菜を切って入れて煮るだけ。私はたくさん作りたいので、倍にして作っています。
- 材料
キャベツ 100g
にんじん 100g
玉ねぎ 100g
かぼちゃ 100g
手順
1、材料を全て、食べやすい大きさに切る。
2、鍋に1を入れて、1Lの水を入れる。(野菜が隠れるくらい)
3、沸騰したら、弱火にして20分煮る。
4、20分たったら、完成。
スープの保存方法
1.作ったら冷めるまで蓋をする
水溶性のファイトケミカルは湯気とともに揮発(キハツ)しやすいため、出来上がったらそのまま冷めるまで鍋に蓋をしましょう。細菌の侵入も防ぎ、保温性を高めるためにも必要です。
そして、スープと具を一緒に保存して、味はつけないようにしましょう。
2.冷蔵の場合
鍋のまま冷蔵庫に入れるか、蓋やラップのできる容器に移して保存です。
保存期間は、作ってから2〜3日で飲みきりましょう。
食べ方は、鍋や電子レンジで温め直しましょう。冷たいままでも大丈夫です。
3.冷凍の場合
蓋付きの容器またはジッパー付きの密閉バッグに入れて保存します。
冷凍すると、さらに多くのファイトケミカルが溶け出して、風味も濃厚になります。
保存期間は、約2〜3週間です。
食べ方は、常温で自然解凍するか、電子レンジで解凍して温め直しましょう。
電子レンジで温め直すと、水っぽくなりますがその後鍋で加熱すると気にならなくなります。
ファイトケミカルの効果
植物が身を守るために作り出すファイトケミカルには、人間にどんな効果があるのでしょう。
1.抗酸化作用
ストレスや有害物質などの影響を受けると、毒性の強い活性酸素が体内に発生します。
この活性酸素が、細胞の遺伝子を傷つけたり、免疫細胞の働きを低下させてしまうんです。
ファイトケミカルには、この活性酸素を除去する作用があります。
2.免疫力を高める
ウイルスや細菌が体内へ侵入したり、がん細胞ができたりすると、異物とみなして攻撃するのが白血球などの免疫細胞です。
この免疫細胞が強ければ免疫力が高い状態で、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
強ければ良いというわけでもなく、過剰になると自分の免疫まで攻撃してしまいます。
その一つがアレルギー反応です。
アレルギー反応は、炎症を起こす物質の産生をすることで起こります。
炎症を抑える作用もあり、免疫のバランスを整えてくれる働きがあります。
3.ダイエット効果
抗酸化作用、免疫力がアップする作用は美容にも効果的です。
活性酸素を取り除くことで、皮膚の老化を防ぐアンチエイジング効果となり美肌や美髪を作ります。
免疫力が上がることで、ニキビ菌や脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎を予防し肌トラブルを改善してくれます。
また、体脂肪の分解・燃焼を促したり、老廃物の排出を促進するデトックス効果もあります。
まとめ
毎日指導していたファイトケミカルスープに、抗酸化作用、免疫力アップ、ダイエット効果があることがわかりました。
私は免疫力を高めるために始めましたが、結果的に6kg痩せました。痩せようと思っていなくても、取り入れるだけで自然に痩せていきました。
著者高橋弘先生も、朝晩(朝 茶碗1杯 晩 茶碗2杯)で飲んで10kg痩せたそうです。
食事の前に飲むことで、血糖値の急上昇を防ぎ脂肪がつきにくくなり痩せました。
今後、アレンジレシピを載せていく予定ですので、まずは作ってみることから始めませんか?
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